書誌事項
- タイトル別名
-
- Actual Conditions of PMS / PMDD in High School Students and Their Impact on School Life : Relationship with the Number of Visits to the Health Care Room, Symptomatic Items in the Health Survey, Days Absent, and Days Late / Early Leaving
- コウコウセイ ニ オケル PMS ・ PMDD ノ ジッタイ オヨビ ガッコウ セイカツ エ アタエル エイキョウ : ホケンシツライシツカイスウ,ホケン チョウサユウショウ コウモクスウ,ケッセキ ニッスウ,チコク ・ ソウタイ ニッスウ ト ノ カンレン
この論文をさがす
説明
type:text
[要約] 本調査ではPSSTを用いて高校生におけるPMS・PMDDの実態および,PMS・PMDDが学校生活へ与える影響について,保健室来室回数,保健調査有症項目数,欠席日数,遅刻・早退日数との関連を明らかにした。まず,PSSTの因子分析では,【社会生活の質・人間関係】,【精神症状】,【身体症状】の三因子に分かれ,PSSTが高校生にも適用可能であることを示唆した。PMS・PMDDの有病率は,『症状なし・軽症PMS』51.6%,『中等症・重症PMS』35.2%,『PMDD』13.2%であった。PMS・PMDDについて,知っていた者が23.5%,知らなかった者が76.5%であった。PMS・PMDDの認知とPMSの重症度には関連があり,PMSを知っている者はPMS症状が中等度以上になると多かった。さらに,中等症・重症PMS群及びPMDD群のうち,PMSを知らなったものが67.4%いることが明らかになった。また,PMSの重症度が高くなるほど,保健室来室回数,保健調査有症項目数,欠席日数,遅刻・早退日数が有意に増加していた。以上のことから,PMS・PMDDは高校生の学校生活へ多大な影響を与えており,今後養護教諭として高校生のPMS・PMDDの認知を高めるなど,適切な対応が必要であることが示唆された。
収録刊行物
-
- 千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of The Faculty of Education, Chiba University
-
千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of The Faculty of Education, Chiba University 70 99-109, 2022-03-01
千葉大学教育学部
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390010566075804032
-
- NII書誌ID
- AA11868267
-
- ISSN
- 13482084
-
- NDL書誌ID
- 032225563
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- KAKEN