家族性膵癌家系ならびに遺伝性膵癌症候群に対する早期膵癌発見を目指したサーベイランス ~世界の動向~

  • 肱岡 範
    国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
  • 森実 千種
    国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
  • 斎藤 豊
    国立がん研究センター中央病院 内視鏡科

書誌事項

タイトル別名
  • SURVEILLANCE FOR THE DETECTION OF EARLY-STAGE PANCREATIC CANCER IN INDIVIDUALS WITH RISK FOR FAMILIAL PANCREATIC CANCER AND HEREDITARY PANCREATIC CANCER SYNDROME

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説明

<p>膵癌の高リスク群として,家族歴に膵癌家族歴や家族性膵癌が,遺伝疾患の中に,遺伝性膵炎,遺伝性膵癌症候群があげられる.家族性膵癌家系は第一度近親者内に2人(一対)以上の膵癌患者がいる家系と定義されている.これら,リスクを有する個人に対して,膵癌を早期に発見するサーベイランスが世界的に取り組まれている.特に米国を中心としたCancer of the Pancreas Screening(CAPS)ではEUS,MRIを主軸としたサーベイランスの方針であり,世界的にも同様の方法が多く,様々な有用性の報告がなされている.</p><p>日本においてもエキスパート・コンセンサスによるステートメントが出され,また多施設前向き介入研究も開始されている.</p>

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