カスケード分類器を用いた歩行者信号の自動検出技術

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タイトル別名
  • Automatic Detection of Pedestrian Signals Using a Cascade Classifier

抄録

本稿では,視覚障がい者向けの歩行者信号案内を目的として,画像検出技術を分類した上で,歩行者用信 号機のカスケード分類器を用いた自動検出技術を提案並びに検証を行った.現状は誘導音のある音響式の歩 行者信号は少なく,たとえ誘導音があっても時間帯によって鳴らないことから,視覚障がい者の交通事故が 発生してしまっていた.視覚障がい者にとっては,移動中にも歩行者信号の状態を通知してくれて,かつ, 携帯しやすいデバイスがあることが望ましい.そこで,携帯性に優れた小型コンピュータのRaspberry Pi に Web カメラを接続して歩行者信号の状態を認識し視覚障がい者に伝えるシステムを提案する.本稿ではその 基礎検討として,カスケード分類器を用いて青信号の検出を行い,静止画像ベースとRaspberry Pi による リアルタイムの検出性能の評価を行った.画像ベースでは適合率0.909,再現率0.845 で検出でき,Raspberry Pi を用いた検出では特に日中でのLED 式信号の場合に歩行者信号の自動検出が容易であることが示された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010643477845120
  • DOI
    10.50987/jsod.20.1_62_7
  • ISSN
    24345629
    24365629
    18829252
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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