Reconsideration of the Industrial Organization of the Japanese Banking Sector During Inter-War Period

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  • 戦間期における銀行業の産業構造再考
  • セン カンキ ニ オケル ギンコウギョウ ノ サンギョウ コウゾウ サイコウ

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Abstract

日本金融史では、しばしばいくつかの銀行を一括して、財閥系銀行、都市中規模銀行、都市三流銀行、地方有力銀行などのグループの果たした役割を分析することがなされる。本稿では、銀行の階層構造に関して、1925年の銀行の財務データを用いて、グループ内の銀行の行動指標の同質性・異質性を統計的に検定することにより、そうした階層分類が可能であるか否かを検討する。その結果、1925年時点では二重構造仮説は適用可能でなく、都市銀行・地方銀行分化仮説が適合する。また重層的構造仮説における都市三流銀行と地方有力銀行とは階層として意味のある形で定義可能であることが示された。

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