ミューオンの異常磁気能率と新しい物理の探索 (解説)

書誌事項

タイトル別名
  • Anomalous Magnetic Moment of the Muon and Search for New Physics
  • ミューオンの異常磁気能率と新しい物理の探索
  • ミューオン ノ イジョウ ジキ ノウリツ ト アタラシイ ブツリ ノ タンサク

この論文をさがす

抄録

素粒子の標準模型を超える物理の探索のうち,最も注目を集めている低エネルギー精密実験が,ミューオンの異常磁気能率である.現時点では理論からの予言値と実験値との間に2.7σほどのずれがあるが,これは数百GeVのスケールに新しい物理,とくに超対称標準模型があればうまく説明できる程度の大きさである.この記事では理論からの予言,中でも最も不定性の大きいハドロンからの寄与に重点を置いて説明する.予言の精度を上げる試みや,超対称標準模型との関係についても述べたい.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 61 (8), 573-580, 2006-08-05

    一般社団法人 日本物理学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ