臨床研修医の受け入れに国立病院機構版重症心身障害医療「臨床研修プログラム」を使用した経験

DOI
  • 小林 信や
    国立病院機構東長野病院 重症心身障害医療 医師
  • 関 ひろみ
    国立病院機構東長野病院 小児科 医師
  • 黒川 公平
    国立病院機構東長野病院 重症心身障害医療 医師
  • 田中 薫
    国立病院機構東長野病院 重症心身障害医療 医師
  • 遠山 真智子
    国立病院機構東長野病院 小児科 医師

書誌事項

タイトル別名
  • Experience of using the national hospital organization “Clinical Practice Program” in severe motor and intellectual disability resident training.

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抄録

国立重症心身障害協議会は次世代の医師を育成する目的で「臨床研修プログラム」を作成した。今回この臨床研修プログラムを使った一週間コースと一日コースでの受け入れを経験した。事前に医師、看護師、理学療法士、栄養士、児童指導員および特別支援学校教員が集まり、講義、経験項目、経験スキルを割当ててカリキュラムを作成した。毎日の研修医による「研修の記録」から研修希望内容を察知し、翌日からの研修に反映させた。臨床研修プログラム使用はカリキュラム作成をもたらし、医師数の少ない施設でも臨床研修を受け入れやすくした。多くの職種の人が参加し、重症心身障害医療を担う医師を育てる意識が病院全体に芽生えた。この経験を参考にして、より広くこの臨床研修プログラムが使われ、重症心身障害医療の臨床研修が促進されることを望む。

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