プラットホームにおける待ち方の類型と様態分析

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  • プラットホーム ニ オケル マチ カタ ノ ルイケイ ト ヨウタイ ブンセキ

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抄録

本研究では,プラットホームにおける待ち方に対し,活用される資源の内容を区分基準として類型化を試み,利用特性を把握した。その結果を以下に示す。 1)プラットホームにおける待ち方の類型は,第1類型系(プラットホーム資源従属型),第2類型系(自己人的資源活用型),第3類型系(自己物的資源活用型)の3つの側面から6つに細分化することができた。 2)待ち方のうち,待機列で自由な自己資源を活用する 3-A 類型(自己物的資源 + プラットホームの位置資源活用型)の発生頻度が最も高かった。 3)待機行為においては,視線処理に関連する行為の頻度が最も高かった。特に,プラットホームの間接背景を活用する「眺める」の行為と携帯電話などの自己物的資源を活用した「操作する」の行為の頻度が最も高かった。今後のプラットホームの計画には今まで疎外されてきた「ある風景としての間接背景資源である広告施設」などについての検討とともに,パーソナルメディアなどの自己媒体を活用した視線処理の行為との相互関係に関する検討が要求される。

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