白井晟一の木造住宅にみる付柱の意匠について

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タイトル別名
  • 「雲伴居」書斎の構想過程に着目して

抄録

本研究は,白井晟一(1905−1983)の木造住宅にみる付柱の意匠について,「雲伴居」(1984)の構想過程に着目しながら,その特徴を考察するものである。「呉羽の舎」に見られるように,付柱は白井の木造住宅において重要な要素であると捉えられてきたが,その構想過程に着目した研究は,いまだ見られない。「雲伴居素描」スケッチを用いた研究の結果,書斎西面の構想において,アーチ型出入口まわりの左右対称性の重視,古典を参考とした火床上収納まわりの構成,平面計画上の意図等,それぞれの意匠上の要求について,これらを統合して実現しようとする検討の中で,付柱が採用された過程を明らかにした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010776355537792
  • DOI
    10.50981/jasis.27.0_43
  • ISSN
    24355542
    18824471
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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