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- 宮沢賢治が用いた副詞「全体」の用法
- ミヤザワ ケンジ ガ モチイタ フクシ 「 ゼンタイ 」 ノ ヨウホウ
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「全体」という語は「ALL」「WHOLE」などの意を持つ「名詞」として用いられることが多いが,「副詞」としての用法も持っている。宮沢賢治の作品にはこの「副詞」の用法が数多く見られるが,そこには一般的な辞書に記載されている副詞の用法以外の用法が用いられている。それは「すっかり」「まったく」「本当に・実に」といった意味を有する用法である。 本稿は賢治作品における副詞「全体」の用例について分析を加え,そのことを明らかにした。さらに同時代の作家たちの副詞「全体」の使用実態を調査することにより,この語も賢治の世界を作り上げる一つの要素として考えられることを指摘した。
Journal
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- 教育学研究論集 = Research Bulletin of Education
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教育学研究論集 = Research Bulletin of Education 17 47-52, 2022-03-20
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390010776362521088
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- NII Book ID
- AA12392151
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- ISSN
- 21877432
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- NDL BIB ID
- 032099275
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL