非認知能力の育成を目指した表現教育プログラムの開発 ― 自尊感情,レジリエンス,コミュニケーション能力の育成に焦点をあてて ―

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抄録

本稿は,環太平洋大学次世代教育開発センターの取り組みである「EXプロジェクト~表現教育者育成プログラム~」の内容・成果・課題について考察することを目的とした。「受講生が非認知能力を理解すること」「受講生が非認知能力の高め方を理解すること」「受講生自身の非認知能力を高めること」を目的に,非認知能力の中でも「自尊感情」に焦点を当て,歌・ダンス・即興演技・対話などの表現活動を軸としたワークショップの体感,リフレクション,非認知能力についての講義などを中心としたプログラムを開発した。週1回合計4回のプログラムを行う中で,受講生が他の学生との交流や体験の振り返りを通して,自尊感情や表現教育,さらには自分自身の変化について理解を深めているように感じられた。今後は「レジリエンス」と「コミュニケーション能力」に焦点を当ててプログラムを継続するため,そこでの成果を確認するに加え,参加者の変容についてアンケート調査等を用いて明らかにする必要があると考える。

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