一次性下肢静脈瘤における結紮術時の大伏在静脈切除範囲の検討

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  • Measurement of the Extent of Dissected Great Saphenous Vein in Combined High Ligation and Saphnectomy for Primary Varicose Veins

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<p>大伏在静脈瘤に対し大伏在静脈本幹結紮術を施行した128例151肢において,静脈の切除範囲,皮膚切開の長さ,大伏在静脈への流入静脈の有無を検討した.結紮箇所は,鼠径部も含め1肢あたり平均3.4±0.8ケ所であった.鼠径部,膝上部(膝関節面より上部),膝下部(膝関節面より下部)を含めた全体の大伏在静脈切除範囲は20.3±7.3cmであった.また膝上部,膝下部の結紮術をstab avulsion法を用いた方法と従来の方法と比較検討したところ,stab avulsion法による大伏在静脈の結紮切除は,従来の方法と切除範囲,結紮切離しうる流入静脈の数にかわりなく,創も小さく美容的にもすぐれた方法であった.</p>

収録刊行物

  • 静脈学

    静脈学 14 (1), 19-24, 2003

    日本静脈学会

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参考文献 (12)*注記

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