低流速で流動するプロパン/空気予混合気の消炎距離

DOI
  • 今村 友彦
    公立諏訪東京理科大学工学部機械電気工学科
  • 末柗 潤一
    公立諏訪東京理科大学工学部機械電気工学科
  • 柳 弘也
    公立諏訪東京理科大学工学部機械電気工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Quenching Distance of Premixed Propane/Air Mixture Flowing Comparatively Slow Velocity

抄録

<p>可燃性ガスのフィジカルハザード評価に資することを目指し,比較的低流速で流動するプロパン/空気予混合気の消炎距離の流速依存性を実験的に調査した.この流速範囲では,流速の増加に伴って消炎距離が狭くなった.電極平板間に火炎核が滞在している時間が流動により短縮されるため,火炎核から電極平板への熱損失量が減少することに起因する.流動時の消炎距離を静穏時の消炎距離で規格化すると,無次元火炎伝播速度(流動環境下及び静穏環境下での火炎伝播速度の比)のみの関数として整理できた.つまり静穏時の消炎距離の値では,比較的低流速で流動する予混合気の着火リスクを過小評価することになるが,静穏環境下での消炎距離と火炎伝播速度の関係を良好に予測できれば,流動環境下での消炎距離も精度よく予測できると期待される.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 61 (3), 193-200, 2022-06-15

    安全工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010931108764928
  • DOI
    10.18943/safety.61.3_193
  • ISSN
    24240656
    05704480
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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