フェンスの設置がミツバチのフライウェイに与える効果

  • 松沢 友紀
    名古屋大学大学院環境学研究科 いであ株式会社生物多様性研究センター
  • 香坂 玲
    名古屋大学大学院環境学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The effect of fencing on honey bee flyways
公開日
2022-05-30
DOI
  • 10.11519/jfsc.133.0_197
公開者
一般社団法人日本森林学会

説明

<p>人類は主要作物の3/4以上をミツバチ等の花粉媒介者に依存しており(IPBES,2016)、都市域はこれら訪花昆虫類の重要な生息環境になり得る(ICLEI,2019)。近年、世界各地で都市養蜂が行われ、日本でも増加している。都市養蜂の増加に伴い住民トラブルも増加しているが、日本には都市養蜂に関する法的規制はほぼない(著者ら,2021)。既存ルールのある国々ではフェンスやセットバック(敷地境界までの距離)を設け、ミツバチの飛翔高度を高くし迷惑行為を低減させているが、策定根拠は脆弱であることから、設置による効果を検証した。実験区に高さと位置の異なるフェンスを設置しミツバチの飛翔高度を計測した。計測に3Dレーザースキャナーを用いることで効率的に計測できた。飛翔高度はフェンスの設置により有意に上昇した。高いフェンスはより高く誘導する効果があった。また、巣箱から離れるほど高く飛翔し、10m以上離れるとフェンス設置の効果は確認できなかった。以上から、フェンスとセットバックの設置は共にミツバチの飛翔高度を高くする効果があり、都市養蜂のルール策定において迷惑行為低減に寄与すると考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010997581343232
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_197
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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