斜面形状に基づく植栽地点の自動生成
書誌事項
- タイトル別名
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- Automatic generation of planting positions based on slope shape
説明
<p> これまで植栽計画の策定は経験者の勘などに頼りがちで現場任せであり、植栽後の将来作業への配慮が不十分であった。そこで、リモートセンシングデータを用いた詳細な地形データに基づき植栽計画を自動生成するための専用アルゴリズムを開発した。このアルゴリズムでは、将来の伐採作業や機械走行の安全性・効率性を担保するため、植栽列は斜面方位に沿った形で適切に配置される。</p><p> 開発アルゴリズムは植栽計画における幾何的な要素(植栽地点や列など)を決定するものである。将来作業を見据えて、列は基本的に最大傾斜線方向に沿って配置するものとした。ただし、地表面の細かな起伏に応じて厳密に列を沿わせる必要はないため、おおよその斜面方位を把握し、その方向に沿って列を配置するものとした。また、植栽作業の機械化の進展もあり植栽計画において決定すべき要素は植栽地点・列だけではなくなっている。そのため開発アルゴリズムでは植栽列のほかに機械列・排根線も決定できるようにした。さらに、多様な植栽仕様への対応を目指し、植栽列間隔、植栽列における苗間隔、単位刈幅における列数、機械列幅、排根線幅をアルゴリズムのパラメータとした。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 585-, 2022-05-30
日本森林学会