GISと連携した施業評価ツールの開発:QGISプラグイン版

DOI
  • 重永 英年
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 鹿又 秀聡
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 北原 文章
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 山田 祐亮
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 鶴崎 幸
    福岡県農林業総合試験場
  • 武津 英太郎
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター
  • 久保田 正裕
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a forestry operation evaluation tool linked to GIS: QGIS Plug-in version

抄録

<p>従来のシステム収穫表は、間伐計画や主伐収穫量の予測を目的として表計算ソフトのExcel等に実装され利用されてきた。主伐・再造林やスマート林業の推進を背景に、またオープンデータ化が進められている森林簿や航空レーザー計測のデータ活用を前提に、システム収穫表をGISに組み込んで機能を拡張し、林業現場が思考しながら主伐・再造林を効果的に進めるための施業評価ツールの開発を進めた。また、普及のハードルを下げるためツールの形態はフリーソフトであるQGISのプラグインとした。本プラグインでは森林簿のベクターデータと20mメッシュのスギ人工林の樹高および本数のラスターデータを利用する。ユーザーは数種のダイアログボックスを起動させ、クリックやテキストボックスへの各種条件の入力により、林小班の森林簿情報、地位指数曲線と密度管理図に基づく樹高成長曲線と林分材積、主伐収入と主伐後の地拵えから除伐までの造林初期コスト、除伐以降の間伐や主伐の収穫量、施業全体の内部収益率等を知ることができる。また、設定条件やグラフを含めた計算結果はExcelファイルに出力される。本発表では本プラグインの機能や動作概要を紹介する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010997597167488
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_289
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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