生態学的意味論の提案:シグニファイアとしての言語
-
- 井上 拓也
- 近畿大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Proposal of Ecological Semantics: Language as “Signifiers”
説明
<p> 本稿では,生態学的に言語を位置付けるために,まず生態学的言語論における各論者による言語の位置付けとそれらの課題点について確認する.次に,生態学的実在論の立場を踏まえ,アフォーダンス知覚における「現勢化」と「知覚化」の二つの段階を区別しつつ,後者の段階でアフォーダンスを知覚可能なものとする「シグニファイア」として言語を定義する.その上で,生態学的な言語観を継承する意味論としての「生態学的意味論」を提案する.最後に,生態学的な観点から,言語によって表現される抽象概念に関する議論や,言語の創造性についての議論も可能になることを示す.</p>
収録刊行物
-
- 生態心理学研究
-
生態心理学研究 14 (1), 3-30, 2022-05-01
日本生態心理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390011086207085056
-
- ISSN
- 2434012X
- 13490443
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可