現職教員研修機関(教育センター)の理科教育における今日的な役割と新たな展開について : ライフステージに応じた研修での取組と大学等とのパートナーシップ構築の観点を中心に
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- 藤岡 達也
- 上越教育大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Present Roles and Advanced Activities of the Prefectural Education Centers for Science Education from the Viewpoint of In-Service Teacher Training and the Construction of Partnership with Educational Universities
- ゲンショク キョウイン ケンシュウ キカン キョウイク センター ノ リカ キョウイク ニ オケル コンニチテキ ナ ヤクワリ ト アラタ ナ テンカイ ニ ツイテ ライフステージ ニ オウジタ ケンシュウ デ ノ トリクミ ト ダイガク トウ ト ノ パートナーシップ コウチク ノ カンテン オ チュウシン ニ
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説明
<p>近年,都道府県の財政悪化,教育課題の多様性から,理科教育に携わる現職教員研修機関(教育センター)運営上の厳しさが指摘されているが,その理科教育に果たす重要性を再確認するとともに今後の在り方を先行的な取組から探った。最初に,教育センターの存在意義や任務をその設立や変遷から確認し,現在の初任者研修,教職経験者研修管理戦研修等のライフステージに応じた研修と理科教育との関連を検討した。次に理科教育の課題が多様性にわたる今日,重要視される他機関との連携について論じた。その場合に,教育センターが学校と諸機関との連携をコーデイネートするとともに,教員養成系の大学・大学院と共同のもと教育研究を進めていく意義も述べた。また,教員研修だけでなく,これからの教育センター職員の育成についても他機関との連携において検討されるべきことを触れた。今日,教育センターはカリキュラムセンター化機能に加え,夏季休暇中の多様な研修設定などの要望や課題にも応える必要がある。従来の教育センター業務の質・量的な変化もあり,悲観的に捉えられがちではあるが,新たな教員研修の設定や様々な機関と連携した研修を検討することにもなり,理科教育に関しても,これまでにない多岐にわたった展開が期待できる。</p>
収録刊行物
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- 理科教育学研究
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理科教育学研究 46 (1), 69-80, 2005-09-01
一般社団法人 日本理科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011097083079808
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- NII論文ID
- 110006884549
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- NII書誌ID
- AA11406090
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- ISSN
- 2187509X
- 13452614
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- NDL書誌ID
- 7489316
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可