バイファケイテッドニードル<sup>®</sup>とSmartPractice<sup>®</sup>プリックランセットで誘発される膨疹径の比較

DOI
  • 舛金 聖也
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 松井 照明
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 徳毛 典子
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 牧野 篤司
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 北村 勝誠
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 高里 良宏
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 杉浦 至郎
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
  • 伊藤 浩明
    あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科

書誌事項

タイトル別名
  • COMPARISON OF WHEAL SIZE INDUCED BY BIFURCATED NEEDLE<sup>®</sup> AND SMARTPRACTICE<sup>®</sup> PRICK LANCET

抄録

<p>【背景・目的】バイファケイテッドニードル®(bifurcated needle®:BN)とSmartPractice®プリックランセット(prick lancet:PL)間で皮膚プリックテスト(skin prick test:SPT)を比較する.</p><p>【方法】スギ花粉症の自覚症状がある15名とない10名の成人を対象に,左右の前腕に10mg/mLヒスタミン液,陰性対照液,「トリイ」スギ花粉エキス®を滴下し,片腕毎にBNとPLでSPTを実施,膨疹径とスギ特異的IgE抗体価を感作基準としたスギ花粉エキスSPT判定を針間で比較した.</p><p>【結果】BNとPLそれぞれのヒスタミン膨疹径(中央値,四分位範囲)は6.0(5.5-6.5)mmと6.0(5.5-6.5)mm(p=0.67),陰性対照液は全て膨疹の誘発なし,スギ感作の感度・特異度は100%・86%と100%・79%,ROC曲線下面積は0.72と0.69だった(p=0.32).</p><p>【結語】針間でヒスタミン膨疹径とスギ感作の診断精度は同等と考えられた.</p>

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 71 (5), 389-396, 2022

    一般社団法人 日本アレルギー学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390011231094616960
  • DOI
    10.15036/arerugi.71.389
  • ISSN
    13477935
    00214884
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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