地域理解をテーマにしたコンテントベースの日本語授業 : レベルの差のある大人数クラスをどう教えるか

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タイトル別名
  • Content-based instruction on the theme of Nagasaki: How can we teach a large class with mixed proficiency?
  • チイキ リカイ オ テーマ ニ シタ コンテントベース ノ ニホンゴ ジュギョウ : レベル ノ サ ノ アル オオニンズウ クラス オ ドウ オシエル カ

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説明

本稿は,長崎のA大学で行った「地域(長崎)理解をテーマにしたコンテントベースの日本語授業」の実践報告である。近年どこの大学も限られた予算の中で様々な工夫を凝らしつつ、教育効果も高めることが求められるようになってきており、日本語の授業もかつてのような「少人数の細かくレベル分けされたクラスで」とはいかなくなりつつある。そのため本研修では、申込者が当初の定員を超えた段階で大学側から2レベルに分けることを提案されたが、それをあえてせず、この機会に「レベル差のある大人数のクラスでも実践可能で、かつ学生たちにも一定程度満足してもらえる日本語の授業」をデザインしてみようと考えた。具体的には、研修全体のテーマである「長崎を知る」に沿って、長崎の歴史と文化についてグループで助け合いながら日本語で学び、その過程で生まれた問いを持って市内研修に行くというものである。本稿では、その実践の成果を①学生たちの学習態度、②質問の質、③取材記事の記述と構成という3つの観点から検証し、今後の課題と改善案を提示する。

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