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抄録
[目的]高齢者の最大歩行速度と身体組成,運動機能,精神機能との関連を検討すること。[方法]地域在住の高齢者男性23人,女性86人を対象に四肢骨格筋量,体脂肪率,骨密度,握力,長座体前屈,開眼片足立ち,CS30,TUG,最大歩行速度,下肢伸展筋力, TMT-A,MMSE,GDSS,FRIを測定し最大歩行速度と身体組成,運動機能,精神機能との関連を検討した。[結果]最大歩行速度と測定項目間の相関で有意であった領域は年齢(r=-0.37),身長(r=0.33),四肢骨格筋量(r=0.26),体脂肪率(r=-0.20),骨密度(r=0.22),握力(r=0.33),長座体前屈(r=0.34),開眼片足立ち(r=0.21),CS 3 0(r=0.21),TUG(r=0.21),下肢伸展筋力(r=-0.19),FRI(r=-0.36)であっ た。2群に分類した歩行速度を従属変数とするロジスチィック回帰分析ではTMT-A,MMSE,FRIが関連した(p<0.05) 。[結論]高齢者における最大歩行速度には,身体組成やFRI,注意力が関連した。
収録刊行物
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- 西九州リハビリテーション研究
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西九州リハビリテーション研究 13 33-37, 2020-06
学校法人永原学園 西九州大学リハビリテーション学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011231125310080
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- NII論文ID
- 120006863252
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- ISSN
- 24348783
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可