重症肝損傷の長距離転院搬送に際してREBOAが有用であった1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF SEVERE LIVER INJURY IN WHICH REBOA WAS USEFUL IN LONG-DISTANCE TRANSFER TO HOSPITAL : A CASE REPORT
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抄録
<p> 症例は46歳男性. 出血性ショックを伴う III b型肝損傷の診断で転院搬送された. 前医で輸血とresuscitative endovascular balloon occlusion of the aorta (REBOA) が開始された. 当院到着後damage control surgery (DCS) を行い, 根治的止血までに148分間の大動脈遮断を行い, 術後合併症なく経過した. REBOA使用時間が40分を超過すると虚血性合併症が出現しうるが, 本症例ではpartial REBOA, intermittent REBOAを併用し長時間遮断が可能であった. 出血性ショックの転院搬送ではREBOAによる循環動態維持が一つの選択肢となる.</p>
収録刊行物
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- 日本外傷学会雑誌
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日本外傷学会雑誌 36 (3), 310-314, 2022-07-20
一般社団法人 日本外傷学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011318900185344
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- ISSN
- 21880190
- 13406264
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可