書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Stolen Goods Investigations Conducted by the Osaka Pawnbrokers’ Guild
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説明
質屋・古手屋・古鉄古道具屋の「三商」は、大坂町奉行所の盗賊方のもとで盗品調査の御用を担っていた。盗人は都市大坂にとって重大な問題であった上、御用を担うために形成された仲間にとって御用とは存立の核となるものであり、盗品調査の内容を検討することは非常に重要である。本稿では、大坂三郷の三商のうち質屋仲間が担っていた盗品調査を取り上げ、仲間の構成員はどのように捜査に動員され、盗賊方はどのように捜査を進めていたのか検討を行った。被害者が届け出を行うところから関係者の処罰まで一連の流れをまとめ、調査方法の時期による変遷も含めて論じている。そして、捜査にとって重要な役割を果たしていた質会所と仲間に雇われている惣代の役割についても明らかにした。
収録刊行物
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- 大阪歴史博物館研究紀要
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大阪歴史博物館研究紀要 12 27-40, 2014-02-28
大阪市文化財協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011340295732736
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- NII論文ID
- 110009767898
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- NII書誌ID
- AA1183455X
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- ISSN
- 24358622
- 13478443
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可