書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between Parent-Child Bond and “Okozukai” (an Allowance)
抄録
type:text
親子関係を経済的な側面から捉えると、親から子に与えるお金の一つに、お小遣いがある。お小遣いというお金を媒介したつながりは、親子関係とどのような関連性があるのか。本研究では、親子関係について、親子の会話や親との関係に着目し、お小遣いの額にどのように表れるのかを中学生・高校生を対象とした調査データから検証した。分析の結果、まず親子での会話の違いでは、お小遣いの金額には差がみられず、有意な差は得られなかった。一方、中学生においては、父親との関係がうまくいっていない場合に、金額が高くなる傾向にあり、有意な結果となった。小遣いの金額が高いのにも関わらず、父親との関係がうまくいっていない理由は、親が子どもの欲求を理解せずに小遣いをあげていることや、関係がうまくいっていない親子が経済的なつながりに依拠している可能性が示唆される。
収録刊行物
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- 生活科学研究 = Bulletin of Living Sciences
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生活科学研究 = Bulletin of Living Sciences 44 91-95, 2022-03-31
文教大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011461951170304
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- ISSN
- 02852454
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1351/00007987/
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB