パタゴニア氷河研究の萌芽-1960年代の学術探検-

書誌事項

タイトル別名
  • Beginning of glacier researches in Patagonia, in the late 1960s
  • パタゴニア ヒョウガ ケンキュウ ノ ホウガ 1960ネンダイ ノ ガクジュツ タンケン

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抄録

1960年代後半,わが国の3つの大学と高校OBの遠征隊が,パタゴニア北氷原のソレール氷河ほか,および南氷原のHPS10氷河,ウプサラ氷河と周辺地域,ならびにフエゴ島にて学術探検を行った.本報告は,現在一般には人手困難な遠征隊報告書および諸資料から抜粋,復刻し,探検の行動記録と調査結果,および筆者等の当時の“想い”をまとめたものである.これらの学術探検は,氷河調査としては予察的,初歩的に過ぎなかったが,得られた経験と知見は約15年後にパタゴニア氷河研究の開始への駆動力となった.

収録刊行物

  • 雪氷

    雪氷 73 (1), 15-27, 2011

    公益社団法人 日本雪氷学会

参考文献 (33)*注記

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