地域包括ケアシステムに関する一考察 ―日韓高齢者分野におけるコミュニティケアの視点から―

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Community Integrated Care System ―Perspectives on Community care of the Elderly in Korea and Japan―

抄録

韓国と日本は少子高齢化問題、低出産問題、急速な高齢化による様々な社会問題に医療・年金・介護を取り巻く多くの課題に直面している。特に、韓国では1997年金融危機以降女性の社会進出増加や核家族化により既存の家族扶養意識も薄れてきており、高齢者の介護問題を社会連帯責任として2007年「老人長期療養保険制度」が成立された。1997年日本の「介護保険制度」の導入が影響したのも多くある。更に、日本では団塊世代の高齢化、韓国ではベビーブーム世代の高齢化が課題になり、住み慣れた地域でのケアとして日本では「地域包括ケアシステム」、韓国では「地域社会統合ドルボム(コミュニティケア)」を通してコミュニティケアシステムとして試みている。本稿では両国の高齢者を取り巻くコミュニティケアの視点から公的介護関連保険制度及び地域包括ケアへの取り組み現状及び課題を考察する。

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