書誌事項
- タイトル別名
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- Complete response with tirabrutinib for relapsed and refractory Bing-Neel syndrome
- Tirabrutinib ニ ヨリ カンゼン ソウコウ オ タッセイ シタ サイハツ ナンチセイ Bing-Neel ショウコウグン
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説明
<p>症例は62歳女性。2014年に原発性マクログロブリン血症を発症し,rituximab治療により完全寛解を得た。2017年に四肢筋力低下および聴力障害が出現し,髄液のクローン性B細胞の増加やPET-CTにおける異常所見からBing-Neel syndrome(BNS)の診断を得た。大量cytarabine療法が奏効し寛解を得たが,2019年に2回目再発となり,bendamustine/rituximab療法により3回目寛解を得た。その3ヶ月後に3回目の再発となり,下肢筋力低下による歩行困難や尿閉など神経障害が進行した。2020年9月よりはtirabrutinibを導入され,神経症状は著明に改善し,画像上および髄液所見も含めて完全寛解を達成し,その後1年を超えて良好な経過を辿っている。BNSに対する治療選択肢は限られ,再発難治例に対するtirabrutinibの有効性を示した貴重な症例である。</p>
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 63 (7), 770-775, 2022
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011483838502656
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 032326546
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- PubMed
- 35922946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可