高校野球選手における打撃時の腰痛と打撃量の関係
書誌事項
- タイトル別名
-
- Relationships between Low Back Pain and Batting Practice in High School Baseball Players
抄録
<p>高校野球選手1,091名を対象に打撃時の腰痛を調べ,痛みが生じた動作との関係と,打撃練習について検討した.腰痛を255名(23%)に認め,休み必要腰痛群(n=46)は休み不要腰痛群(n=209)に比べ,伸展時痛や両側の伸展回旋時痛が有意に多かった(いずれもp<0.05).本研究における打撃時の腰痛の原因疾患として腰椎分離症が多く存在する可能性がある.さらに,腰痛と打撃量との関係を検討すると,単変量解析,多変量解析ともに有意な関連があった項目は,個人練習で素振り110回(日)以上,チーム練習でトス打撃30回(日)以上であった.これらの練習回数をおのおの未満にすることにより,腰痛の予防に繋がる可能性がある.</p>
収録刊行物
-
- 日本整形外科スポーツ医学会雑誌
-
日本整形外科スポーツ医学会雑誌 42 (3), 186-190, 2022
一般社団法人 日本整形外科スポーツ医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390011563871345536
-
- ISSN
- 24355828
- 13408577
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可