視線移動におけるballistic動作からhoming動作への切替を利用したターゲット予測法の高速・高精度な使用条件の同定

書誌事項

タイトル別名
  • Identification of Conditions with High Speed and Accuracy of Target Prediction Method by Switching from Ballistic Eye Movement to Homing Eye Movement
  • シセン イドウ ニ オケル ballistic ドウサ カラ homing ドウサ エ ノ キリカエ オ リヨウ シタ ターゲット ヨソクホウ ノ コウソク ・ コウセイド ナ シヨウ ジョウケン ノ ドウテイ

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抄録

<p>本研究では,視線入力システムのポインティング精度と速度を高めることを目的とし,視線によるカーソル移動におけるballistic動作からhoming動作への切替を利用したターゲット予測法を提案し,その有効性を検証した.実験では,ディスプレイ上に提示される5つのターゲットに対するポインティング作業を行い,予測法と視線停留法のパフォーマンスを比較した.実験要因は,ポインティング方法(予測法,視線停留法),ターゲット間隔,ターゲットサイズの3要因とした.評価指標は,ポインティング時間と正答率とした.実験の結果より,予測法はターゲットサイズとターゲット間隔の違いに関わらず一定の速度でポインティングができ,特にターゲット間隔が小さい条件では視線停留法よりもポインティング時間が有意に短かかった.また,多くの条件において予測法のポインティング精度が有意に高かった.以上のことから,ポインティング速度・精度いずれの観点からも予測法の有効性が確認された.</p>

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 58 (4), 163-173, 2022-08-15

    一般社団法人 日本人間工学会

参考文献 (18)*注記

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