独自の複合プレバイオティクスを配合した市販療法食の給与が消化器疾患犬の臨床症状に与える影響について

DOI
  • 小山 薫
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学臨床部門
  • 芳賀 亜依子
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学臨床部門
  • 小田 民美
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学臨床部門
  • 森 昭博
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学臨床部門

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抄録

<p>現在、イヌの消化器疾患治療においてプロバイオティクスや抗生物質の投与より先に食事療法が推奨されることがある。本研究では、下痢や潜血便等の消化器症状が存在する16頭の家庭犬を対象に、独自の複合プレバイオティクスを配合した市販療法食を与え、消化器症状への影響を明らかにした。各家庭犬に試験食を8週間給与し、切り替え期間前、給与後4週間目、給与後8週間目でアンケート調査を行った。結果、イヌの炎症性腸疾患の重症度を定義する指標であるCIBDAI、糞便スコアにおいて有意な改善が見られた。このことから、イヌの消化器疾患に、独自の複合プレバイオティクスを配合した市販療法食の給与が有効であることが示された。</p>

収録刊行物

  • ペット栄養学会誌

    ペット栄養学会誌 25 (Suppl), suppl_23-suppl_24, 2022-06-30

    日本ペット栄養学会

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