書誌事項
- タイトル別名
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- Optimal harvest age based on timber production profitability of Japanese cedar-planted forest:
- analyzing data from long-term experimental monitoring plots in the Japan Sea side of the Tohoku region, Northern Japan
- -東北日本海側の固定試験地における長期継続調査データを用いた分析-
抄録
<p>西園朋広・小谷英司・鹿又秀聡・細田和男・福本桂子・山田祐亮・天野智将:スギ人工林の収益性に基づく最適伐期齢の検討--東北日本海側の固定試験地における長期継続調査データを用いた分析--,森林計画誌55:77~93,2022 東北日本海側のスギ人工林を対象に,収益性に基づいて最適伐期齢を検討するために,長期継続調査データ(29試験区)を用いて,森林純収穫と内部収益率の長期推移を分析した。現在の経済条件下では,半数の試験区でどの伐期齢を採用しても両指標は常に負であり,適切な伐期齢を設定できなかった。現在の経済条件下で補助金を受けた場合,全ての試験区である伐期齢以上において両指標は正となり,森林純収穫が最大に達する林齢(ピーク林齢)は72~102年(平均87.3年)であった。また,内部収益率のピーク林齢は58年~97年(平均80.0年)であった。伐期齢と森林純収穫との関係に基づくと,同人工林は長伐期が適していると判断できた。また,伐期齢と内部収益率との関係に基づくと,同人工林は地位が低い場合は長伐期が適しており,地位が良い場合は間伐の実施スケジュールを制御することによって普通伐期~長伐期を設定できることが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 森林計画学会誌
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森林計画学会誌 55 (2), 77-93, 2022-03-20
森林計画学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390011793672470656
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- ISSN
- 21898308
- 09172017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可