三次元励起蛍光マトリクス法とPARAFAC 解析を用いた油種の迅速分析

書誌事項

タイトル別名
  • Rapid Analysis of Oil Species Using Excitation-Emission Matrix and PARAFAC Analysis

この論文をさがす

説明

淀川水系で最も流出事故件数の多い油類(A重油、軽油、灯油)について、三次元励起蛍光マトリクス(以下EEM)法及びParallel Factor Analysis(以下PARAFAC)を用いて迅速判別・簡易定量を試みたところ、これらの油類は3つの蛍光成分に分離することができ、その成分得点比によって判別が可能であると考えられた。また、油の添加濃度と成分得点には高い相関関係が認められ、これらの回帰式を用いて水質事故時に流出する油の簡易的な定量が可能であると考えられた。さらに原水中に流入し経時変化を伴った油についてもPARAFAC 解析により分離された成分を用いて迅速かつ簡便な判別ができる可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 水道協会雑誌

    水道協会雑誌 90 (9), 2-12, 2021-09-01

    公益社団法人 日本水道協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390011793672556544
  • DOI
    10.34566/jwwa.90.9_2
  • ISSN
    24358673
    03710785
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ