DISCHARGE MEASUREMENT USING MAXIMUM ENTROPY METHOD COUPLED WITH STIV
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- OMORI Yoshiro
- 中電技術コンサルタント(株)
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- FUJITA Ichiro
- 神戸大学 一般財団法人 建設工学研究所
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- WATANABE Ken
- (株)ハイドロ総合技術研究所
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- IGUCHI Makiko
- (株)ハイドロ総合技術研究所
Bibliographic Information
- Other Title
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- 最大エントロピー法とSTIVを組み合わせた流量測定
Abstract
<p>河川表面を撮影したビデオ画像を利用するSTIVなどの非接触型手法の流量算定は,通常,表面流速に表面流速係数を乗じた平均流速から区分求積法を用いる.一方,河川の鉛直流速分布は河岸からの距離によって変化し,最大流速位置が水面下となるvelocity dipも生じる場合があり,一定の表面流速係数の適用は便宜的処置にすぎない.そこで,STIVから得られた表面流速から,鉛直流速分布を理論的に誘導したChiuによる最大エントロピー法(以下,MEM)の概念に基づく手法を組み合わせて,実河川の流量を算定した結果,ADCP観測を10%以下の精度で再現でき本手法の有効性が示唆された.また,MEMの一つの特徴である最大流速から流量を算定する手法の適用性についても確認するため,STIVより求めた表面最大流速から流量を算定した結果,ADCP観測に対して10%程度以下の精度となり,今後,非接触型観測手法を展開する場合の計測数減,コスト縮減が期待される成果が得られた.一方,アスペクト比(川幅/水深)の小さい河川では,表面最大流速から求めた流量は,河岸植生の影響を受け,再現精度が低いことが確認された.</p>
Journal
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- Advances in River Engineering
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Advances in River Engineering 28 (0), 1-6, 2022
Japan Society of Civil Engineers
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390011793672677248
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- ISSN
- 24366714
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Allowed