透析患者に対する透析中のベルト電極式骨格筋電気刺激が血管内皮機能に及ぼす影響

DOI Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of belt electrode skeletal muscle electrical stimulation during hemodialysis on the endothelial function in hemodialysis patients
  • トウセキ カンジャ ニ タイスル トウセキ チュウ ノ ベルト デンキョクシキ コッカクキン デンキ シゲキ ガ ケッカン ナイヒ キノウ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

説明

<p>血液透析(Hemodialysis: HD)患者では,循環器疾患の合併が予後に影響する.そこで,ベルト電極式骨格筋電気刺激(belt electrode skeletal muscle electrical stimulation: B-SES)がHD患者の血管内皮機能に及ぼす影響を検討した.HD患者7名に,コントロール期間,B-SESの介入期間を各6週間として,透析中に週2回,大腿および下腿に周波数20 Hzで,5秒間刺激,2秒間休止とし,最大耐性強度で30分間実施した.血管内皮機能の評価には,血流依存性血管拡張反応(Flow-mediated dilatation: FMD)を用いた.コントロール期間とB-SESの介入期間におけるFMD変化量は,-0.57±1.2%および1.3±0.4%であり,介入後に有意な差が認められた.B-SESによる介入は,HD患者に対して血管内皮機能を改善させる可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

  • 物理療法科学

    物理療法科学 27 (1), 78-81, 2020

    一般社団法人 日本物理療法学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ