加速度計を用いた人工哺乳子牛における吸乳行動の測定

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  • Measurement of frequency of sucking in rubber teat-fed dairy calves using an accelerometer attached on the neck-collar

抄録

<p>無線式加速度計が、子牛の動作を記録する機器の開発に利用されている。本研究では、無線式加速度計を用いて子牛の吸乳行動記録に利用し、子牛の吸乳行動の特徴を検討した。4頭のホルスタイン種子牛を単飼した。子牛の吸乳時間と吸乳回数は、ビデオ記録から求めた。加速度計を首輪に装着し、得られたデータから、最大エントロピー法を用いて吸乳頻度を推定した。推定平均吸乳時間は219秒であり、平均回数は473回であった。観察された吸乳頻度は2.2Hz(回/秒)であった。主に上下の動作を含む方向での加速度変化から、吸乳頻度が推定でき、推定された吸乳頻度は2.4Hzであった。用いたデータ期間は、平均80秒で、これは全吸乳時間の38.9%であった。全体の70%で、実測値と推定値の差が10%以内であり、加速度計で吸乳頻度が推定できることが示された。吸乳時間や吸乳回数は日齢とともに大きく変化するが、吸乳頻度の増加はわずかであった。</p>

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