書誌事項
- タイトル別名
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- A case of refractory chylous ascites associated with liver cirrhosis successfully treated with propranolol
- カンコウヘン ニ ヨル ナンチセイニュウビ フクスイ ニ タイシテ プロプラノロール ガ ソウコウ シタ 1レイ
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抄録
<p>症例は73歳,女性.非アルコール性脂肪肝炎による肝硬変で当院通院中であった.X年5月に腹部膨満のため受診し,腹水増加を認めた.腹水中のトリグリセリドが高値で乳び腹水と診断した.外傷や手術の既往等はなく,肝硬変による乳び腹水と診断し,同年7月から絶食とし中心静脈栄養や脂肪制限食,オクトレオチドの持続皮下注療法を行ったが,腹水の減少はなく,頻回に腹腔穿刺による排液を行った.リンパ管損傷の可能性も考慮し,11月に鼠径リンパ節からのリンパ管造影を行ったが,明らかな造影剤の漏出は確認できず,その後も腹水貯留は継続した.X+1年2月からプロプラノロールを開始したところ腹水は著明に減少した.肝硬変では頻度は少ないが乳び腹水を発症することがあり,発生機序として門脈圧亢進が考えられている.肝硬変による乳び腹水に対してプロプラノロールは有効な治療法であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 63 (9), 417-423, 2022-09-01
一般社団法人 日本肝臓学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012003748647424
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 032367160
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可