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- 筒井 淳也
- 日本学術会議 立命館大学産業社会学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Gender Problems Regarding Family and COVID-19 Pandemic
抄録
<p> 新型コロナウイルスのパンデミックが家族生活に及ぼす影響を整理するために、まずは日本の家族および世帯の50年間の推移を概観すると、男性稼ぎ手型の「標準家族」が一部で持続しているのと並行して、単身世帯の増加などの多様化が生じていることが確認できる。新型コロナの影響のあり方はこうした多様な家族・世帯に応じて異なっており、行政等の対応もこの多様性に配慮すべきである。また新型コロナは、家族の健康管理といったみえにくい家庭内無償労働の女性への偏りを顕在化させ、家族外の人との接触を制限することで女性へのDVリスクを高めたり、メンタルな満足を低減させている可能性がある。新型コロナの問題は、同居人以外との接触制限というこれまで目立ってこなかった措置の結果であり、その影響は通常の経済不況とは違って見渡しにくく、十分な現状把握のもとでの問題の整理が必要である。</p>
収録刊行物
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- 学術の動向
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学術の動向 27 (5), 5_24-5_28, 2022-05-01
公益財団法人 日本学術協力財団
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012025951532288
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- ISSN
- 18847080
- 13423363
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可