ハロゲン結合による分子活性化および分子安定化を利用した反応開発
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- 小林 祐輔
- 京都薬科大学薬化学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- 2-ヨウ素化アゾリウム塩を中心に
抄録
2-ヨウ素化アゾリウム塩をハロゲン結合供与体として用いる触媒反応を開発した。ハロゲン結合供与体の有する柔らかいルイス酸性を利用することで、ヨードニウムイリドやチオ尿素などの分子を特異的に活性化できることがわかり、交差エノールカップリングやアミドのグリコシル化反応に応用した。また、超原子価ヨウ素反応剤の安定性や反応性を分子内ハロゲン結合によって制御できることも見出した。さらに、ハロゲン結合が極性溶媒中でも有効であることを利用した反応開発へと展開した。
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 58 (10), 928-932, 2022
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012158460824832
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可