Fontan術後の左肺癌症例に対し,全身麻酔分離肺換気下左主肺動脈閉塞試験を施行した1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of left main pulmonary artery occlusion test under general anesthesia with isolated pulmonary ventilation in a patient with left lung cancer after Fontan surgery
  • Fontan ジュツゴ ノ ヒダリ ハイガン ショウレイ ニ タイシ,ゼンシン マスイ ブンリ ハイ カンキ カ サシュ ハイ ドウミャク ヘイソク シケン オ シコウ シタ 1レイ

この論文をさがす

説明

<p> 近年,Fontan手術の治療成績向上に伴い,Fontan術後遠隔期患者に対する悪性疾患手術の麻酔を行う機会が増えてきている。Fontan術後の状態は個々の患者によって様々であり,耐術能について,一様に判断することは難しい。心機能やFontan循環に伴う合併症,手術部位や手術時間,侵襲の大きさ等を考慮し,総合的に判断することが求められる。</p><p> 今回,Fontan術後遠隔期の左上葉肺癌患者に対し左上葉切除が予定された。術前評価の左主肺動脈閉塞試験を分離肺換気による全身麻酔で行い,耐術能の判断の一助としたので報告する。</p>

収録刊行物

  • Cardiovascular Anesthesia

    Cardiovascular Anesthesia 26 (1), 9-14, 2022-09-01

    一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ