最大応答復元力に基づいた頭打ち付き初期剛性比例減衰モデルの振動性状

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タイトル別名
  • Vibration Characteristics of Capped Viscous Damping Based on Frame Restoring-Force Amplitude

抄録

<p>【背景】</p><p>粘性減衰には、広域周期帯で減衰比を一定とさせたい場合に都合が悪い。モード一定減衰が用いられることもあるが、大規模解析では実用性に欠ける難点がある。</p><p>【目的】</p><p>モデル化も単純でありながら、ある程度の振動数非依存性を有すると予想される、キャップ減衰に着目しその実用性について検討する。</p><p>【方法】</p><p>20層魚骨モデルのを対象にキャップ減衰と既往の減衰等と振動性状を比較する。</p><p>【結果】</p><p>瞬間Rayleigh減衰とキャップ減衰がモード一定減衰と比較的良い対応を示した。またRayleigh減衰や初期剛性比例減衰、およびモード減衰は不自然な応答が観察された。</p><p>【考察】</p><p>瞬間Rayleigh減衰やキャップ減衰は実用性で優れた減衰であることが示唆された。</p><p>【おわりに】</p><p>提案モデルには質量項の減衰が存在しないため、大きな非線形を伴うシミュレーション解析で活用が期待できる。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012313366358016
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_193
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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