初めて入院する乳幼児をもつ親の不安と期待するソーシャルサポート

書誌事項

タイトル別名
  • Parent's anxious differences and their expected social support at the time of first hospitalization of their infant
  • ハジメテ ニュウイン スル ニュウヨウジ ヲ モツ オヤ ノ フアン ト キタイ スル ソーシャル サポート

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説明

本研究の目的は、子どもの初めての入院に伴う親の不安内容、ストレス状態、ストレス耐性度、期待するソーシャルサポートを把握し、父親と母親の認識の相違を明らかにし、子どものサポート役である両親へのケア内容を検討することである。6歳未満の乳幼児をもつ両親33組のうち、父親11名(回収率33.3%)、母親13名(回収率39.4%)を対象として、質問紙調査を行い、以下の結果が得られた。①入院時点での不安の程度やストレス状態は、両親によって差異はみられず、双方にケアが必要である。②子どもの入院時においては、両親は手術の成功や術後の疼痛管理への不安が高く、経済的な問題に関する不安は低い。③母親は不安内容とストレス状態とが関連しており、きめ細かなケア提供が必要である。④母親は病気の説明以外は、看護師からのサポートを高く期待している。

収録刊行物

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 11 (1), 38-42, 2005-03

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

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