北東北産ヤマハッカ属(シソ科)の新雑種ミチノクヒキオコシ

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書誌事項

タイトル別名
  • <i>Isodon</i> ×<i>akitaensis</i>, a New Hybrid of <i>Isodon</i> (<i>Lamiaceae</i>) from Northern Tohoku, Japan

抄録

<p>北東北秋田県大仙市において,シソ科ヒキオコシIsodon japonicus (Burm. f.) H. HaraとクロバナヒキオコシI. trichocarpus (Maxim.) Kudôの自然雑種と推定される植物を見出したので,ミチノクヒキオコシIsodon ×akitaensis Fujiw., Yu. Abe & Y. Matsudaと命名し,記載発表する.茎葉の外観は両親種に類似しているが,萼の形や花冠の色などは両親種の中間的形質を有する.ヒキオコシからは萼裂片の先端が鋭頭であること,分果の先端部に白短毛があること,クロバナヒキオコシからは雄蕊と花柱が花外に突き出ること,果の白短毛が著しく少ないことなどで区別される.また,北東北における両親種と新雑種の分布状況を具体的に把握するため,それらの分布図を示した.</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 95 (2), 89-94, 2020-04-20

    植物研究雑誌編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012390805578624
  • DOI
    10.51033/jjapbot.95_2_11002
  • ISSN
    24366730
    00222062
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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