【投稿/症例報告】両側肺野にすりガラス陰影が出現し肺水腫との鑑別を要した異所性肺石灰化症の1例

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タイトル別名
  • Metastatic pulmonary calcification mimicking pulmonary edema with bilateral ground glass opacity

抄録

症例は59歳男性。慢性腎不全で7年前から維持透析中。近医入院中の胸部CTで両側肺野のびまん性すりガラス陰影を指摘され,間質性肺炎疑いで当院へ紹介入院となった。下腿の浮腫があり,肺水腫を疑い,透析でドライウェイトを調整したが,画像の有意な改善は得られなかった。胸部CTで異所性肺石灰化症を疑い,経気管支肺生検で肺胞中隔にカルシウムの沈着が確認され,異所性肺石灰化症と診断した。透析患者において,胸部CTで両側肺野にすりガラス状陰影が出現した場合に,異所性肺石灰化症を鑑別として挙げる必要がある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012390805640704
  • DOI
    10.24557/kokyurinsho.3.e00089
  • ISSN
    24333778
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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