超高層マンションの管理組合による防災対策に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Disaster Prevention Measures by Management Associations of Super-high-rise Condominiums

説明

<p>本研究は、超高層マンションの管理組合による防災対策の現状を明らかにし、周辺地区の防災力への影響を明らかにすることと、防災対策が進んでいる/進んでいない超高層マンションの特徴を把握することを目的としている。首都圏、近畿圏における2009年以降に建設された分譲の超高層マンションの管理組合へのアンケート調査を行った結果、約4割の管理組合が防災マニュアルを持っておらず、食料・飲料水を備蓄している管理組合はそれぞれ約3割、5割であり、発災時に周辺地区の災害対応のキャパシティに大きく負荷がかかることが予測されることが明らかになった。さらに、全般的に、管理組合の防災対策には首都圏と近畿圏で差があること、マンションの規模によっても差があること、建設年が新しい超高層マンションは防災への対応が進んでいない傾向があること等が明らかとなった。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 57 (3), 1417-1424, 2022-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

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