部分免荷トレッドミル歩行がパーキンソン病患者の歩行周期と 下肢関節角度に与える影響

  • 早乙女 雄紀
    医療法人 名圭会 介護老人保健施設ケアタウンゆうゆう リハビリテーション部
  • 大沼 亮
    医療法人 名圭会 介護老人保健施設ケアタウンゆうゆう リハビリテーション部・東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科
  • 西原 賢
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
  • 星 文彦
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of body weight supported treadmill training on gait cycle and lower limb joint angle in patients with Parkinsonʼs disease.
  • ブブンメンカ トレッドミル ホコウ ガ パーキンソンビョウ カンジャ ノ ホコウ シュウキ ト カシ カンセツ カクド ニ アタエル エイキョウ

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説明

<p>目的:パーキンソン病(以下,PD)患者における,トレッドミル歩行と部分免荷トレッドミル歩行時の歩行周期と両側の股関節,膝関節及び足関節の関節角度を比較した。 方法:健常者10名,PD 患者7 名(解析対象は5名)に対し,免荷装置(SPIDER)を用いて,ポータブル3 次元動作解析装置(MYOMOTION)を使用し,免荷条件と非免荷条件の各歩行周期割合と下肢角度データを計測した。結果:健常者は条件間で有意差はなかったが,PD 患者は非免荷条件と比較して,免荷条件で立脚期の割合が減少し,遊脚期の割合が増加した(p <0. 05)。さらにPD 患者では同時支持期が減少した(p <0. 05)。結論:PD 患者に部分免荷トレッドミル歩行は同時支持期割合を減少させ,歩幅増大の一要因である可能性が示唆された。</p>

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参考文献 (8)*注記

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