「社会医学」の視点から求める「心身医学」

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書誌事項

タイトル別名
  • Psychosomatic Medicine from a Social Medicine Perspective : An Introduction to the Practice of a Biopsychosocial Model
  • ―Bio-Psycho-Social Modelの実践のために―

抄録

<p>心身医学はbio-psycho-social modelに立脚した臨床・実践活動を基本としている.ところが, 心身医学においては今まで心身相関に焦点を当てた研究・教育が主流であったため, socialの位置づけについては十分な議論が尽くされていなかった.そこで, 心身医学の社会的側面についてさらに考えるために本シンポジウムを企画した.「社会医学」は非常に幅広い分野を有するため, 当学会でもなじみが深い「行動医学」の専門家を招聘し, 社会医学とは何であるか, 心身医学はどのように社会医学を取り込めるのか, 逆に社会医学に心身医学は何を貢献できるのか, 議論をした.心身症に影響する心理社会的因子に関しては, 個人や家族のレベルだけでなく, 職場や社会構造など大きな枠組みでとらえないと理解できない問題がある.その意味で, 心身医学は医療・保健全体をまたぐ大きな学問分野である.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 62 (6), 459-465, 2022

    一般社団法人 日本心身医学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012468146401792
  • DOI
    10.15064/jjpm.62.6_459
  • ISSN
    21895996
    03850307
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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