当院における腰椎外側病変の治療成績

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抄録

<p>当院では腰椎外側病変に対してはMED法を第1選択としており,今回治療成績について解析したので報告する.対象は2019年12月から2021年5月までに当院で腰椎外側病変に対してMED法を施行した症例11例.疾患は腰部脊柱管狭窄症6例,外側型腰椎椎間板ヘルニア5例であり,高位はL2/3:2例,L3/4:1例,L4/5:4例,L5/S:2例,L4/5/S(double region):2例であった.手術時間,術中出血量,術後入院期間,術前JOAスコア,術後JOAスコア,JOA改善率(平林法),術前単純X線画像について検討した.その結果,JOA改善率は脊柱管狭窄症例と腰椎椎間板ヘルニア症例で比較し脊柱管狭窄例は低い傾向にあり,改善率の程度は術前の脊柱変形と相関がみられた.腰部脊柱管狭窄症症例は腰椎椎間板ヘルニア症例と比較し,術前での変形が強い症例が多く,治療改善率に影響していることが考えられた.</p>

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