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抄録
<p>【背景】多剤生物学的製剤の使用などによっても低疾患活動性が達成されない関節リウマチ(RA)であるdifficult to treat RA(D2TRA)に対するヤヌスキナーゼ阻害薬の有効性はいまだ明らかとなっていない.そこで,当科および関連施設にてバリシチニブで加療されたRA患者の治療成績を検討し,有効性を評価した.【対象と方法】2017年9月から2021年5月に当科および関連施設にてバリシチニブで加療されたRA患者23例を対象とし,治療継続率,圧痛・腫脹関節数,疾患活動性,有害事象を検討した.【結果】D2TRA 10例(平均67.5歳),nonD2TRA 13例(平均67.2歳)で,D2TRAとnonD2TRAでバリシチニブの52週時の治療継続率,低疾患活動性達成率に統計学的な有意差は認めなかった.【結語】本研究でバリシチニブ投与52週時のD2TRAとnonD2TRAの有効性は同等と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 71 (4), 686-689, 2022-09-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012545661731456
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可