JR 気仙沼線 BRT での速達性・定時性確保について

DOI
  • 永井 孝弥
    筑波大学大学院理工情報生命学術院 東日本旅客鉄道(株)
  • 谷澤 寛
    東日本旅客鉄道(株)東北工事事務所
  • 角 美咲
    東日本旅客鉄道(株)東北工事事務所

書誌事項

タイトル別名
  • Securing of the speed and punctuality of delivery on the JR Kesennuma BRT Line

抄録

<p>東日本大震災の津波で被災した JR 気仙沼線・大船渡線は、線路敷を専用道化した BRT 仮復旧により、鉄道と同等の速達性・定時性を確保しつつ、復興まちづくりの進捗に合わせた早期の地域交通手段の確保を図る意図で導入されており、BRT 化決定後も順次専用道整備が進捗し概ね完了している。本論文では、定時性確保を目的に、運行当初より導入されている GPS 位置情報を活用した BRT ロケーションシステムより得られた運行データの分析等により、気仙沼線 BRT の専用道整備が速達性・定時性確保に与えた効果について定量的に明らかにした。特に寒冷地域や一般道の渋滞箇所において定時性確保の効果が顕著である一方、一般道へのアプローチ箇所が増えると定時性に影響を及ぼすことが分かり、自然災害に伴う鉄道復旧に際し BRT を導入する場合には留意する必要がある。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012570416574976
  • DOI
    10.14954/jsteproceeding.42.0_861
  • ISSN
    27583635
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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