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- 土師 誠二
- 蘇生会総合病院外科
抄録
<p> 消化器外科領域における手術部位感染(SSI)対策は重要な課題の一つである.腹部緊急手術は,待機手術に比べて全身状態の術前評価が不十分となりやすく,一般に術後感染リスクは高率である.消化管穿孔による腹膜炎など汚染/感染手術では敗血症をはじめ感染症そのものの制御が術後管理の中心となる.また,高齢者やサルコペニア,フレイル症例ではSSIのみならず肺炎,尿路感染症など遠隔感染に対する注意も要求される.腹部緊急手術に対するSSI対策では術中,術後管理が中心となるが,エビデンスに基づいた感染対策を実施する必要がある.術中から感染対策を意識した取り組みが必要であり,早期経口・経腸栄養をはじめ,創縁保護器具,抗菌性モノフィラメント吸収糸,腹腔/創洗浄,血糖管理,低体温防止,などの項目をSSIケアバンドルとして適切に実施することが肝要と考える.</p>
収録刊行物
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- 外科と代謝・栄養
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外科と代謝・栄養 56 (5), 192-195, 2022-10-15
日本外科代謝栄養学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012638729759744
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- ISSN
- 21875154
- 03895564
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可