カナムグラ(アサ科)の葉序と分枝

  • 邑田 仁
    東京大学大学院理学系研究科附属植物園

書誌事項

タイトル別名
  • Phyllotaxis and Branching Patterns in <i>Humulus scandens</i> (<i>Cannabaceae</i>)

説明

<p>カラハナソウ(アサ科)の葉序は一般に対生と記述されてきたが,実際には互生のものも見られる.生植物について詳しく観察したところ,アサで知られているように,栄養成長期には対生するが,生殖成長期になると互生に転換する場合が多いことがわかった.腋芽は葉腋の左右(托葉の内側)に1 対つき,栄養枝では片方が発達するが,花序では2 個とも対等に発達する。また,雄花序においては2 個の腋芽の中央に最も大きな腋芽が形成され,1 節に3 個の花序を生じるものが観察された.</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 97 (1), 54-57, 2022-02-20

    植物研究雑誌編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012711623037952
  • DOI
    10.51033/jjapbot.97_1_11152
  • ISSN
    24366730
    00222062
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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